県に支援を要請したのは県の保険医協会と歯科技工士会の2団体で、幹部が県庁を訪れて必要な支援を行うよう求める要請書を担当者に渡した。歯科技工士をめぐってはなり手不足が課題で、下関市にある県内唯一の歯科技工士を要請する専門学校が来年3月に閉校する見通し。2団体ではこのままでは高齢化も進む中で歯科技工士の数が減り、入れ歯や被せ物を作るのが遅くなるなどの影響が大きくなる恐れがあるとしている。要請書を受け取った県の担当者は「内容を確認させていただきます」と応じていた。2団体では県に対し新たな学校に設立を含めた養成施設の確保やその設備を整備するための補助、それに養成施設を確保できるのであれば学生への奨学金制度を作るなどの支援を求めたいとしている。