上皇さまは心臓の治療に新たな薬を追加するため、東京大学医学部附属病院に入院された。午後3時過ぎ、赤坂御用地を出発した上皇ご夫妻は、午後3時半ごろ、東京都文京区の東大病院に入られた。91歳の上皇さまは今年5月の検査で無症候性心筋虚血、3年前には右心不全と診断された。水分を制限し、運動量の調節や血流改善などの投薬を続けてこられたが、宮内庁によると改善がみられないことから、心臓への負荷を和らげる新たな薬を追加する。脈が遅くなったり、不整脈などの副作用がないかどうか、入院して心臓の状態を確認しながら薬の量を決める。
