意図的なため息や過度にため息をつく行為は、国が認定しているハラスメントにはあたらないが、「不機嫌ハラスメント=フキハラ」にあたる可能性があるという。萩谷は、ハラスメントは、嫌がらせやいじめに相当するもので、本人が意識していなくても、一般的に見て、嫌がらせに当たると思われる程度になればハラスメントに当たるなどと話した。管理職の人では、パワハラを懸念するストレスでため息が出ることが多いという。家庭では、けんかをするのを避けたくて、ため息が出ることが多いという。ため息は、ストレスを解消するための生理的なものであり、姿勢を正して息を吸い、6秒以上かけて息を吐くと、不快に思われず、リラックス効果もある。ため息が多いと、心の病のサインの可能性もある。意図的にため息をつく人は、権力や、話しかけないでほしいという気持ちなどをアピールしている。不快に感じた際には、会社では、テレワークなどで物理的な距離をとり、家庭では、ため息をつかれてもリアクションをしないことが重要だ。