荻窪はかつて、別荘地として、太宰治や棟方志功など、文化人が暮らしていた。与謝野公園は、与謝野晶子夫妻が晩年を過ごした住居跡で、2012年に改名した。駅から徒歩7分のところにある「西郊ロッヂング」は、昭和6年頃に、洋間の高級下宿として創業した。本館と新館に分かれ、本館は、「旅館西郊」として現在も営業している。築90年以上で、歴史的建造物として、国の有形文化財にも登録されている。全客室には、ダイヤル式電話があり、フロントとつながり、現役で使える。昔ながらの自動販売機など、泊まれる文化財として、そのレトロさが若者にも人気になっている。新館は、アパートとして貸し出していて、住むことができる。
住所: 東京都杉並区南荻窪4-3-22