きょうの株価の見通しについて明治安田アセットマネジメント・佐々木さんが解説。日経平均・予想レンジ、36500円~37000円、注目ポイントは関税措置の歴史から年後半を展望。今回の米国の相互関税措置がもたらす影響は明確ではない状況だが、米国の関税措置の歴史をみると時間経過とともに米国が措置を2~3年内に撤回・緩和することが多くあり、関税措置が国内産業に負担を強いてしまったりインフレを引き起こすなどし修正に至る。ただ、今回はWTOの再生がもしあったとしても具体的な罰則ができないことが以前とは異なっており、ロビー活動などの効果も不明。そのため米国国内の経済状況や支持率が政権にブレーキをかけることができるのではと考えており、想定する時間軸としては来年の中間選挙段階での政権と共和党の支持率と国内経済の状況がカギとみている。ただ、今年は継続すると考えており、年後半は36000円から39000円のレンジ相場を想定。
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