来年、世界陸上が東京で開幕。その大舞台を目指す18歳の高校生が男子800m日本記録保持者、落合晃。8月、若き日本王者は初の世界大会で衝撃の走りを見せた。落合はレース終盤に驚異的なスパート。初めて挑んだ世界の舞台でこの種目日本人初の銅メダルを獲得。ふだんは滋賀の高校に通うちょっぴりいじられキャラの3年生。18歳にして世界の舞台で戦う少年。その強さの秘密は驚きのトレーニングにあった。選手たちが履き替えているの下駄。足先で地面を蹴る動きができない下駄をあえて履き体幹を強化。終盤でもスピードが落ちない安定したフォームを生み出した。このトレーニングで持ち味の驚異的なスパートをさらに磨き、世界陸上の参加標準記録も視界に捉えている。日本最速の高校生が見据える次なる目標はもちろん東京世界陸上出場。