台湾で中国軍の攻撃を想定した恒例の防空避難訓練が始まった。頼清徳総統は総統として初めて現場を視察した。訓練は中国軍の攻撃を想定し、きのうから4日間の日程で行われている。住民は屋内や防空シェルターなどへの避難が義務づけられていて、警察官らの誘導に従わない場合は日本円で14万円以上の罰金が科せられる可能性もある。また、避難訓練と並行して恒例の大規模軍事演習も行われていて、視察した頼清徳総統は「国民に安心感を与えるだけでなく、世界に対し台湾を守る決意を示すことができた」と強調した。今回の演習は参加者にシナリオを伏せた上で夜間の訓練も重点的に行うなど、実戦能力の向上を目指す内容だという。