ドイツの外務省が、紅海上でドイツの軍艦が中国の軍艦からレーザー照射を受けたと発表。ドイツの軍機は軍事拠点のあるジブチに帰還。ドイツは中国を非難したが、中国は「事実とは異なっている」と反論。ジブチは日本やアメリカにとっても非常に重要な国のひとつ。ジブチは国土の89%が砂漠で、映画「猿の惑星」のモデルとされている。一方、美しいサンゴ礁の海ではジンベエザメにも会える。ジブチ市周辺にはフランス、中国、日本、アメリカ、イタリア、スペインなど様々な国の軍事拠点がある。フランスが植民地化していた名残からフランス軍基地はあった。2001年の9.11を受け、テロ組織の掃討を狙うためアメリカ軍基地ができた。2008年から海賊船による船の襲撃が急増。この場所はヨーロッパとアジアを繋ぐ重要な貿易航路のひとつであり、各国はここを守りたい。ジブチは内政が安定してるため、日本も自衛隊の拠点をソマリアの海賊対策として置いた。中国も海賊対策の一環として拠点を置いた。元駐ジブチ大使の帝京大学・西岡淳教授によると「本当の狙いは一帯一路の要衝」だという。ジプチは資源や産業に乏しく、各国の基地を受け入れることで利用料を徴収し国の存続に繋げている。