昨日、河北省三河市で発生し34人が死傷した爆発事故。現場では国営の中央テレビの記者らが、地元警察に中継を妨害された。別の国営テレビの記者も警察に囲まれ連行される様子がSNSに投稿されている。中国で外国のメディアが警察の妨害にあうことは珍しくないが、国営メディアが取材を妨害されるのは極めて異例。中国共産党が主導する記者協会は昨日夜、正統な取材は記者の権利だと抗議文を発表し、警察の対応を批判。これを受けて三河市政府は今朝「ガス漏れの可能性があったため記者の身の安全を守るために排除した」と釈明。記者に謝罪したことを明らかにした。習近平指導部は、国家安全を重視する姿勢を強めており、これに伴い現場の警察官がメディアの取材に対し過剰に反応するケースが相次いでいる。