台湾の頼清徳総統はきょう陸軍軍官学校の創立100年の記念行事に出席し、最高の使命は台湾海峡の平和と安定を維持する重責を引き受けることだと幹部候補生たちを激励した。この学校は今の台湾の最大野党の国民党が中国大陸に開き、共産党との内戦に敗れたのに伴って台湾の高雄に移転した。きょうは創立100年の記念日で、民進党政権の頼清徳総統が幹部候補生たちに訓示。頼総統は「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しないという主張を堅持するよう望む」と述べた。“中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない”という主張は、台湾と中国は別だという考え方に基づくもので、頼総統は先月の就任演説にも盛り込み反発した中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行っていた。