中津市内では70以上のから揚げ専門店が独自の味を競っており、中津神社ではから揚げ店主による鶏供養が行われている。コウケンテツに地元に愛されるから揚げ店を訪れた。美味しいものを安く提供するため1羽丸ごと仕入れている。使うのは菜種油。大きさがそれぞれ違うためタイマーで計らず、気泡の大きさや音で油からあげるタイミングを見極めている。店主の優介さんが店を継いだのは10年前。結婚の挨拶に来た優介さんは妻・真穂さんの叔父・修さんに店を継がないかと誘われた。優介さんは大分に移住して店を手伝ったが秘伝のタレは教えてもらえず、継ぐことを許されたのは3年後だった。常連客から認められるにはさらに4年かかったという。