自衛隊の元トップが、台湾の政務顧問に就任したことがわかった。今月から台湾の内閣に相当する行政院の政務顧問に就任したのは、自衛隊で3年近くにわたり制服組トップである統合幕僚長を務めた岩崎茂氏。自衛隊の元幹部が台湾当局の役職に就くのは異例で、台湾側が日本との連携強化を目指す狙いがあるとみられる。台湾行政院「(顧問からの)台湾発展にとって有益な提案には、行政院は耳を傾け推進する」。これに対し、中国外務省はきのうの会見で反発。中国外務省・毛寧報道局長は「台湾は中国の不可分の領土で、いかなる外部からの干渉も許されない」と述べた。