中谷潤人は来年に、階級が一つ上の井上尚弥との対戦が計画されている。中谷潤人選手を尋ねたのは試合の11日前。中谷は「おっとりしている マイペース」などと語っていた。リングに上がると一変、圧倒的な強さを見せる。世界戦9戦全焼8KO。3階級を制覇し負け知らず。爆発的な攻撃力からニックネームはビッグバン。中谷潤人がボクシングを始めたのは13歳。中学卒業後、名トレーナーの指導を受けるため単身でアメリカへ。中谷は「ことば(英語)がしゃべれないのでコーチとか仲間のチームの人達にはボクシングを見てもらって認めてもらうことが初めてだった」などと語った。中谷の統一戦の相手の西田凌佑は固いディフェンスが持ち味の距離を取って戦うタイプ。常に強い相手を選び倒すことで進化を続ける中谷選手は「満足するのはたぶんない 常に追い求める」「ターニングポイント 統一戦という舞台を踏ませてもらえるのでしっかり圧倒して勝利して統一チャンピオンになってひとつ上の舞台を目指していけるように、この試合をしっかりものにして生きた」と語っていた。