きょうは雨だけでなく風も吹き荒れた。埼玉・春日部市では横殴りの雨。神奈川・藤沢市でも看板が揺れるほどの強い風。雨とともに注意が必要なのが突風。おととい岐阜市では激しい雨や突風で24棟の建物に被害があり、岐阜地方気象台は竜巻の可能性高いと判断。突風発生時は活発な積乱雲が通過中だったとのこと。竜巻と思われる突風の被害は静岡市でも。突風被害にあった男性はきょう屋根の修繕作業におわれていた。大気不安定になりやすい今の時期。竜巻以外にも注意が必要なのがダウンバーストとガストフロント。ダウンバーストとは、積乱雲から勢いよく吹き出した冷たい空気が地面にぶつかり広がるときに強い風がふく現象。そしてダウンバーストによって広がった冷気の先の部分をガストフロントと呼び、暖かい空気にぶつかって気流が乱れることで突風が発生する。おととし中野区では激しい雷雨と突風でビルの解体工事現場の足場が倒壊。今年5月には長野・須坂市で走行中列車に強風で飛ばされたパイプ製小屋が衝突し乗客が死傷した。その後の調査でこれらの突風はダウンバーストかガストフロントの可能性が高いと発表された。気象庁によるとダウンバーストなどの発生は7月、8月が多いという。専門家は、遠くで雷鳴がなり、ロール状の黒い雲が近づいてきたら突風のサイン、速やかに頑丈な建物に避難してほしいという。