東京都中野区。屋根がブルーシートで覆われた取り壊せない空き家がある。木造2階建ての空き家。土壁が出ている部分もある。穴が空き、ツタが絡んでいる。数年前から人は済んでいないという。屋根の瓦を落ちないようにするために、中野区がブルーシートをかけているとのこと。しかしブルーシートが剥がれた箇所もあり、保護の意味をなしていない状態だという。屋根がたわんでいる。更地にした場合、4000万円の値がつく。なぜ解体しないのか。相続人がたくさんいるとのこと。90人もいるので手続きが進まないのだという。昭和29年に相続されて、それ以降は変わっていない。相続人が多いケースは珍しくない。日本の場合は相続制度に欠陥があるという。