丸亀製麺が海外初進出を果たしたのは2011年ハワイ・ホノルル。13年たっても絶好調で、1100以上ある店舗で売り上げNo.1。他にもインドネシア全土に100店舗以上。イギリス・ロンドンに10店舗など世界10の国と地域に約260店舗展開。昨年狙いを定めたのが、北米。今年3月、バンクーバーに1号店を出店。行ってみると大行列だった。店内も大混雑。本格的なうどんが気軽に食べられると人気を呼び、1日の販売数は多いときで1300杯。しかし売上増の理由は北米進出ではなく、M&Aで傘下に入れた3つの世界的人気のチェーン店。1つ目はロンドン拠点に3カ国約70店舗展開しているピザチェーン「フランコ・マンカ」は2008年創業。注文が入ってから焼き上げるできたてのピザが大人気。2つ目のチェーンはイギリスで約25店舗展開するギリシャ料理専門店「ザ リアル グリーク」。日本では馴染みが薄い料理だが、米国市場で人気のある業態だそう。この店では、アフタヌーンティーみたいな形で提供。30種類以上から好きな4品を選び価格は3788円。M&Aした3つのチェーン店は「譚仔三哥」。粟田社長は2018年香港発祥の大人気チェーン店を買収。このお店は香港・中国などで200店舗以上展開し、香港では年間来店客数は3000万人以上。このお店は日本でも3店舗展開しており、全てが都心の一等地。