石破首相は獲得議席が与党で過半数を割る見通しとなった事について「政治とカネの問題に全くご理解をいただけていないということが一番大きかった」と話した。一方自身の進退については「職責を全うする」との考えを話し続投する意向。今回の衆院選は小選挙区289、比例代表176の計465議席。政治とカネの問題などが争点となるなか、自民党の派閥の裏金問題に関わった46人の議員のうち、これまでに西村康稔元経産大臣ら12人が当選確実とする一方、丸川珠代元五輪担当相羅26人が落選確実となっている。また自民党に逆風が吹く中石破内閣では牧原法務大臣、小里農水大臣、伊藤復興大臣が選挙区で敗れた。この後比例代表での復活当選の可能性はある。さらに公明党の石井代表が選挙区で敗れ、重複立候補なしのため落選が確実となった。自公で過半数を大きく割り込めば石破首相は連立の枠組みの拡大を迫られる可能性も出てきている。