- 出演者
- 及川藍 山崎加奈
裏金問題など大逆風の中臨んだ選挙戦で目標の与党過半数を達成できなかった石破総理。この国のかじ取りをどう担っていくのか、そのカギを握っているのが躍進した国民民主党。連立与党入りはあるのか。自民党は191議席、公明党は24議席と大きく議席を減らし過半数に18議席届かなかった。与党の過半数割れは15年ぶり。公明党は、石井代表自身も落選した。役員会のあと、小泉選対委員長は辞任したことを明かした。囲み会見の後方で石破総理大臣が自民党本部をあとにする。会見で石破総理大臣は、続投の意向を示した上で政策活動費の廃止などの改革を行うと表明した。裏金問題を巡っては非公認となるなどして選挙に挑んだのが10人、このうち3人が無所属で当選した。今後焦点となるのは来月行われる予定の特別国会の総理指名選挙。過半数に届かなかった場合上位2人による決選投票となり、いずれかの野党と連携する必要に迫られている。石破総理は、野党との連立については今この時点で想定していないとした一方で大躍進した国民民主党などを念頭に協力関係を築くことには含みを持たせた。
一夜にして大きく変わった政界の勢力図。公示前より50議席多い148議席を獲得した立憲民主党の野田代表は。「本当の政治改革をやってほしいという思いを結集することが出来たのでは無いかと思う」と述べた。政権交代に向け、今度は特別国会で行われる総理指名選挙での勝利を目指し動きだした野田代表。午前の役員会で、野田代表への投票の協力を初めさまざまな連携を他の野党に呼びかけていく方針を確認した。
そして、今後の政局の重要なカギを握ったのが国民民主党。「手取りを増やす」という現役世代向けの政策を訴え、選挙前の4倍となる28議席を獲得した。与党と野党第一党、双方から連携を模索される立場になったキーパーソンの玉木代表に小川キャスターが問いた。一方で立憲民主党と組んで政権交代を目指すかについ自民党・公明党の連立に入るつもりはないとの考えを示す日本維新の会にも働きかける考え。
海外メディアも自民党の敗戦を報じていて、米CNNは政治とカネや物価高の問題を受けたものと伝え連立を組むか少数与党で政権を運営する必要があると指摘。中国・環球時報は選挙の結果が日中関係に大きな影響を及ぼすことはないとしている。韓国・東亜日報は裏金や旧統一教会問題を受けたものと指摘し、MBCは日韓の懸案が後回しにされる可能性が高いと指摘している。
海外メディアも自民党の敗戦を報じていて、米CNNは政治とカネや物価高の問題を受けたものと伝え連立を組むか少数与党で政権を運営する必要があると指摘。中国・環球時報は選挙の結果が日中関係に大きな影響を及ぼすことはないとしている。韓国・東亜日報は裏金や旧統一教会問題を受けたものと指摘し、MBCは日韓の懸案が後回しにされる可能性が高いと指摘している。
今回の衆院選で65もの議席を減らすこととなった自民党。大逆風の発生源となったのが派閥の裏金問題。822万円の不記載があった丸川珠代元オリンピック担当大臣。安倍元総理の妻昭恵氏や石破総理が応援に駆けつけたが、1位に約3万票差で落選となった。132万円が不記載、無所属での戦いとなった宮澤博行氏。裏金の問題について、安倍派から口止めされたなどと暴露した宮澤氏。しかし、その後、家庭を持つ身でありながら女性問題が発覚し、議員を辞職した。選挙戦中、有権者からは厳しい声が、今回の選挙戦で感じたことがあるという≫非公認などを含め裏金問題に関わった候補者46人は18勝28敗の負け越しとなった。一方で、逆風を押し返した候補者も。7500票差の大接戦を制したのは萩生田元政調会長。旧統一教会との関係に加え2728万円の不記載で処分を受け、更に選挙直前、自民党を非公認とされましたが執念で当選を勝ち取った。現職の大臣もまさかの落選となった。初入閣したばかりの牧原法務大臣。埼玉5区で立憲民主党の枝野氏に6連敗していた牧原氏。前回は6000票差まで迫ったが、法務大臣の肩書で臨んだ今回は3万票近く差をあけられての敗北となった。無派閥の牧原氏は金の問題とは無縁だったが、公示直前、旧統一教会の関連イベントに秘書と合わせて37回出席していたことが明らかになった。
東京・明治神宮外苑の再開発を巡り樹木の伐採が始まった。事業者側は改めて再開発の意義を訴えた。神宮第二球場跡地では、解体工事などに伴う樹木の伐採、移植が始まった。明治神宮外苑の再開発は、神宮球場などを立て替え、高層ビルを建設する計画。事業者側は今年9月、伐採する樹木の数を124本減らすなど見直し案を公表。先週、都の審議会へ報告し、当初の計画よりも1年遅れての着工となった。しかし現場周辺では、伐採反対派が抗議の声を上げた。これまでにも伐採計画には反対の声が上がっていた。日本イコモスの国内委員会は、事業者側の見直し案は不適切と主張。きょうゲート前には、日本イコモス国内委員会・石川幹子理事の姿が見られた。石川幹子理事は「世界遺産の諮問機関イコモスの委員として、専門家として見させていただきたいと言っているわけで、工事の邪魔をするわけでもない」と述べた。事業者の三井不動産は再開発の意義として、老朽化したスポーツ施設の更新、みどりとオープンスペースの拡張、回遊性の向上、災害への備えを示した。明治神宮外苑の再開発は2036年の完成を目指す。
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15年ぶりに与党の過半数割れとなった衆議院選挙。自民・公明の与党は、公示前の288議席から215議席に大幅に議席を減らす惨敗を喫した。一方、野党では、立憲民主党や国民民主党、れいわ新選組が議席を大きく伸ばすなど、一夜にして大きく変わった自民党1強の政界の構図。こうした中、自民党では臨時の役員会が開かれ、重苦しい空気の中、選挙結果の報告が行われた。「こういう時こそ結束していこう」と党の立て直しを呼びかけた石破総理。しかし役員会が終わった直後、事態は大きく変わる。衆院選の勝敗ラインとして掲げた「与党で過半数」に届かなかった結果に、小泉氏は「選挙責任を負うべきは選挙対策委員長だ」として、石破総理に辞表を提出した。ただ、党内からは「小泉さん1人辞めて済む問題じゃないよ。石破さんが辞めないと党内の収まりがつかない」との声が。
15年ぶりの与党過半数割れとなった衆議院選挙。派閥の裏金問題が争点となる中、大臣経験者の落選も相次ぐなど、裏金問題に関わった46人の候補者は18勝28敗という結果となった。一方、裏金問題で自民党を離党し、無所属で勝利した世耕元経産大臣。裏金問題に対する厳しい国民の審判が下る中、石破総理は政治改革などに先頭に立って取り組むと訴え、続投の意向を示した。また「選挙結果については厳粛に受け止め、自民党は生まれ変わらなければならない」と訴えた。今回の選挙では、小里農水大臣と牧原法務大臣が落選したほか、連立を組む公明党の石井代表も落選するなど、大きなダメージを負った石破政権。過半数を割り少数与党となる中、石破総理を待ち受ける最初の関門が来月上旬を予定している特別国会での総理指名選挙。与党が過半数を確保できなかったことで、指名選挙は1回目の投票では決まらず、上位2人による決選投票となる見通し。このため総理に指名されるには、いずれかの野党と連携する必要に迫られている。ただ公明党と組む連立の枠組みの拡大については、否定的な考えを示す石破総理だが、協力関係を築くことには含みを持たせた。連立には至らないものの、今回の選挙で議席を大幅に増やした国民民主党などを念頭に、予算案や個々の政策で合意を形成して、政権運営を進めていきたいとの考えを示唆した石破総理。ただ、これは野党第一党の立憲民主党の野田代表も同じ考え。党幹部と今後の対応策を協議し、自公の動きに警戒感を示した。野田代表は「自公の連立には入るつもりはない」との考えを示す国民民主党などに働きかける考え。ただそれも一筋縄にはいかないようだ。各党の思惑が交錯する中、政界の先行きは不透明となっている。
トヨタ自動車とNTTが車のソフトウェア開発で提携。事故を察知して車ド自動制御するシステムなど開発。NTTが開発中の次世代通信基盤「IOWN」など活用。計数千億円規模が投じられる方針。2028年を目処に実用化を目指す。
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上皇ご夫妻は旧華族の親ぼく団体「霞会館」のあるビルを訪問。上皇后さまの卒寿を祝う音楽会に出席した。現在、上皇后さまは車いすで過ごしている。その上皇后さまと先週、面会した人がいる。末盛千枝子さんは「車いす2台ですからね、思ったよりお元気そうでした」と話した。末盛千枝子さんは上皇后さまに骨折の経緯を聞くと「どうしてあんなところで転んだのか分からない」と話したという。手術からわずか5日で退院した上皇后さま。病院での生活について「病院はちょっと淋しいのよね」と言っていたという。2人の交流は30年以上前に遡る。まど・みちおさんの詩を上皇后さまが英訳した絵本を末盛千枝子さんが出版したことがきっかけ。上皇后さまは1998年、インドで開かれた国際児童図書評議会でビデオ公演をした。その時の講演はのちに「橋をかける」というタイトルで出版された。面会は約40分、思い出を語り合ったという。上皇后さまは日々リハビリをして過ごしている。
北海道豊浦町で行われた「海産総選挙」。地元の海の幸を立候補者に見立て、人気No.1を投票で決める。結果、ホタテが1位。3回連続の1位。
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- 噴火湾とようら観光協会豊浦町(北海道)
日本国内で要らないものとして回収された中古品が、東南アジアのタイで大人気となっている。一斉に店内へとなだれ込む買い物客。目当ての品を奪い合う様は、さながら戦場。ここはタイの首都バンコクにほど近いショッピングモール。争うようにタイの人たちが買い求めているのは、全て日本から仕入れた中古品。東京ドームほどの敷地には、食器やキッチン用品、古着に、おもちゃまで、日本では不要品となったものがずらりと並ぶ。中には「これ売れるの?」と思うような品物もあるが、店は連日の盛況ぶり。客の中には転売目的の業者もいるそうだが、日本では廃棄される運命だった中古品が、なぜこれほど人気なのか。不用品ゆえの価格の安さに加え「日本人が使っていたものだから品質が保証されている」という信頼感が人気を呼んでいるという。日本の中古品の広がりはこんなところにも。バンコクにある日本風居酒屋には、店のオーナーが買いそろえた日本のグッズであふれ返る。日本食レストランの数が去年、過去最多となったタイ。競争が激しくなる中、親日の客をより多く呼び込むために、リアルな日本の雰囲気を作り出す中古品が求められている。家で眠っているかもしれない要らないものは、所変わったタイでは思わぬ価値が生まれるかもしれない。
イトーヨーカドー柏店が最後の営業日を迎えた。カナダの企業から買収提案を受ける中、セブン&アイHDはスーパー事業の分離を進め、コンビニ売上高を30兆円以上に急成長させる目標を掲げている。
エンディングの挨拶。