今、サッカーのスペインリーグで、“リーグで最高のミッドフィールダーのひとり”と高評価を受けるのが、レアル・ソシエダの久保建英(23)。好調の久保建英を尋ねるため日本テレビはスペインへ向かい、貴重な公開練習を取材し独占インタビューを行った。今シーズン、公式戦5ゴール3アシストと絶好調の久保建英は、自身も“ある進化”を感じているという。久保建英は、「ヨーロッパのトップレベルに自分の体が追いついてきた。昔と比べて上下動(攻撃と守備)ができるようになった。スタミナが理由で交代することがなくなった。そこは成長している」と語った。スペインリーグ6シーズン目で攻守の切り替えが速いヨーロッパのサッカーに慣れてきたという。また、サイドを駆け上がっての攻撃や全速力で戻って守備をするなど、ピッチを激しく上下に動いてもスタミナが切れなくなったという。その成果が現れたのが、インタビュー後に決めた現地の実況も大興奮の2025年初ゴールだった。疲れの出る後半、久保建英がおよそ80mを大激走し、相手に押されても倒れずにゴールを決めた決勝点。スペイン語「ゴラッソ」と呼ばれているスーパーゴールを決めた久保建英は、「左を見た時にサイドバックの選手が詰めてきてるなと思ったので、1回落ち着いて自分の打ちやすい左に持っていった方が確実と思った。そのために縦に行くふりをして中に行ったら、うまく股の間を通って狙い通り」と語った。さらに、試合終了直後には激走について、久保建英は「落ち着いてフィニッシュできた。ゴール後の方が(喜んで)たくさん走りましたけどね」とコメントし、プレーとユーモアで現地ファンからも大人気。今月2日、ことし初のトレーニングを取材すると、3000人以上のファンが並んでいた。実は練習を公開するのは年に5回ほどと、ファンにとっては貴重な時間となっている。久保建英のテクニックにファンは歓喜。さらに、練習後には即席サイン会を開催。久保建英は他の選手が帰った後も、ひとり残ってファンサービスを行い、練習時間を超える1時間30分以上もファンサービスをする姿があった。今月9日、久保建英が訪れたのが地元の大学病院だった。入院してる子どもたちのもとへクラブの伝統としてソシエダが毎年行ってる交流会に参加していた。2025年の目標について久保建英は、「どの試合でも存在感を出していきたい。あとは、その存在感を結果に繋げていきたい」と話した。