今月、ギャンブル依存症の相談会が開かれた。オンラインカジノに依存する若者からの相談は増えている。ギャンブル依存症問題を考える会の田中さんは、ギャンブルがオンライン化してから借金の額が上がったのは間違いないという。10代でオンラインカジノをはじめ、借金の総額は1000万円にのぼった女性の息子。日本では利用が禁止されているギャンブルサイト。世界中のあらゆるスポーツが賭けの対象になっている。有名選手が広告塔になっているという。息子は父親名義で消費者金融やヤミ金融から借金をするようになった。母親は支払いが滞るまで気づかなかった。その後、息子は、治療を受けている。久里浜医療センターの西村医師は、脳の前頭前野という部分の働きが、10代では発達段階にあり、うまく機能せず、依存につながりやすいという。違法サイトは減っていないとのこと。依存症者を作り出してもうけるビジネススキームになっているという。
