日記を残した秀村選三さん。海軍の突撃部隊に配属されるも出撃することなく終戦。戦後は大学教授になった。「勇ましいことを言う人間は戦争を知らない」とよく話していた。2008年、元学徒兵への聞き取り調査が行われた。語っていたのは国のために命をかける意味を必死で見出そうとしていた若き日の思い。戦後も日記を書き続けた選三さん。そこには公開と戒めが残されていた。戦地へと送り込まれた学生たちが願っていたのは勉強ができる平和。
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