今回の物語は、静岡県浜松市にある小さな駅。昭和31年、国鉄二俣線の駅として新設された二俣本町駅。現在は、天竜浜名湖鉄道の駅として利用されている。小さな無人駅を観光地への起点にしようと、浜松市で飲食店などを営む中谷明史さんによって、2019年駅は1日1組限定「泊まれる無人駅」に生まれ変わった。建物の半分は現役の駅舎として使用、改札を出てぐるっと回ると駅長室や店舗があった場所。そこに作られたのは、スタイリッシュな客室。小さな元駅長室は浴室・トイレへと改修。備え付けられているパジャマは、浜松の名産品「遠州織物」のパジャマ。鉄道ファンや女性客に人気で、この駅を起点にローカル線の旅を楽しんでいるという。
住所: 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣