大相撲五月場所13日目。大関大の里が無傷の13連勝で2場所連続4度目の優勝を決めた。大の里は「こんなに早く優勝するとは自分自身予想していなかった。うれしい」と取材陣に語った。地元石川県津幡町は歓喜に包まれた。日本出身横綱の誕生となると師匠である元横綱稀勢の里、二所ノ関親方以来6 年ぶり。今日の一番を特別な思いで見つめていた人が鮨正・小川圭介さん。子どもの頃から家族とこの店を訪れている。父親の影響で小学校1年制から相撲を始める。大の里が暮らしていた相撲部の寮のおかみ・田海恵津子さんも特別な思いで見守った。寝食をともにしながら親代わりとなってきた。田海恵津子さんは「ちょっと手の届かない所に行ったという感じ」などとコメント。進学した日体大では数々の金字塔を打ち立て満を持しての角界入り表明だった。13場所での横綱昇進となると21場所の輪島を上回りまたしても史上最速記録。鮨正・小川圭介さんは「みんなに愛される横綱になってほしい」などとコメント。