今日の特集は「年末年始に備えたいシニアの困り事」。年末年始は高齢者の事故が多く、医療機関も限られることから注意が必要とのこと。特に高齢者の死因上位3つは1位が転倒。2位がヒートショックなどによる溺死。3位が不慮の窒息となっている。これを受け消費者庁は毎年注意喚起を行っている。転倒予防には足場を整えるのも大切だが、姿勢が悪くなったりで歩幅が狭くなると転倒しやすいので、背中の筋力を鍛えて姿勢を整え、股関節を柔らかくすることが大事だという。スタジオでは他にふらつきをなくすためのトレーニングとして、頭を動かさず上体を左右にひねる動きを紹介し実践した。
続いての悩みは食べ物などが誤って気管に入ってしまう「誤嚥」。消防庁のデータによると、お餅を食べる機会の多い1月に圧倒的に窒息の患者数が増えるという。誤嚥の予防には舌を鍛えるのが大事で、上顎を舌で弾くようにして音を鳴らすことと巻き舌が良いとのこと。また万が一喉に食べ物が詰まったときは、まず肩甲骨の間を強く叩き、それでも効果がみられない場合は握りこぶしを作って両手で腹部を突き上げると良いとのこと。