広島・庄原市は雪で高速道路が通行止めになり、道の駅には客の姿がほとんど見えなくなっていた。昨晩から真冬並みの寒気が太平洋側にも流れ込み、今日東日本や西日本でも広い範囲で雪が降った。正午には松江道の通行止めも解除され、道の駅を訪れる車の数も徐々に増えてきている。愛媛・久万高原町の小学校では雪が降る中の登校となった。大分・日田市では市民が雪かきをしていた。雪は都市部でも降り、大阪市で平年より7日早い初雪を観測するなど全国8か所で初雪が観測された。京都市の金蔵寺では朝7時頃より降り出すとみるみる積もり始めた。京都市では昨シーズンより20日早い初雪。東京・世田谷区でも雪が降ってきた。東京での初雪が観測されたのは平年より15日早く昨シーズンより25日早いという。北日本でも断続的に雪が降り、記録的な積雪となっている。北海道の西部に位置する倶知安町では127cmとこの時期としては平年の2倍近い雪が積もっている。この時期に積雪が1mを超えるのは2017年以来7年ぶり。今シーズン多いのは雪だけではない。冬の観光地として国際的な人気を誇るニセコ地域は、昨年度の外国人宿泊客が73万8800人と過去最高を更新した。ニセコの雪は「JAPOW」とも呼ばれ、外国人をとりこにしている。人の増加に比例して様々な施設ができたことで、ニセコ地域では季節雇用の外国人も急増。住民登録している外国人の数は11月末で前年から32.4%増え、過去最多の3325人となっている。観光ではなく仕事で直面する大雪に外国人の働き手もさすがに大変そうだった。