ハチミツ人気が高まる陰で養蜂家を悩ませているのが盗難被害。巣箱を置く場所は花の蜜が豊富で、さらにミツバチが人を刺したりしないよう人里離れた森の近くに設置することが多い。そのため、防犯対策が難しいのだという。京都府の養蜂家はかつて2年にもわたって継続的に巣箱を盗まれた。その数計20箱。被害額は500万円以上。この事態を打開するため、乾電池式のカメラを取り付けた。盗まれた際、追跡できるよう、巣箱に複数のGPSも取り付けた。すると、カメラに面識のない男が巣箱を盗む様子が捉えられた。映った車両ナンバーから身元を特定。男は警察に逮捕され、罪を認めた。その後の調べで、盗んだハチミツを道の駅で販売していたことも分かった。