炎上の原因が多様化する中、SNSのサービスを行う企業も対策に乗り出している。文章や画像など1日平均で4万件の投稿があるプラットフォーム。去年、ブログなどを投稿する前に文章に炎上のリスクがないか、AIでチェックする機能を導入した。息子が学校でけんかをしたことを書いた日記の例文。相手の女の子に手をあげてしまったことについて「よくないことだ」と注意をしたという内容。この文章をAIでチェックすると炎上するリスクがあると表示。「男が涙を見せるなんて情けない」「男は女を守ってあげないと」といった表現は性差別と捉えられる可能性が高いという指摘。さらに日本では炎上の事例があまり多くないケースでもAIはリスクがあると指摘した。アパレルブランドが新商品をPRするために作成した文章をイメージしたもの。アフリカや南米などの先住民族の文化をテーマに部族の模様や色彩を使用。民族的なモチーフをデザインに取り入れているという内容。この文章についてAIは「文化の盗用として批判される可能性がある」と指摘した。近年、海外を中心に先住民族の伝統文化に対し敬意を払わずに商業的に利用することは文化や歴史を軽視しているとして炎上するケースが相次いでいる。