日本最古の歴史書・古事記ゆかりの地である島根。古の山を行くのは4人の考古学愛好家たち。むき出しになった古墳の埋葬施設。この古墳は彼らが初めて見つけたもの。彼らはライダーによる測量図を使って膨大な数の前方後円墳を発見した。元々は役場が樹木の数や高さを把握するために作られたライダーの測量図。それを古墳探しに転用したところ、前方後円墳77基、小さな円墳や方墳を合わせると300基の古墳が見つかった。4人は小学校から古墳に興味を持ってきた仲間。熱は冷めることを知らず齢70になっても古墳に魅了され続けている。この日、古墳調査の効率を上げるため、島根大学・米准教授のもとを訊ねた。今まで目視で見つけてきた古墳。この作業をAIに任せることはできないかと考えた。様々な樹木をAIで判別する研究を古墳に応用する。AIが見つけた古墳らしきものは奥出雲町全体で約4000。これからもっと精度良くしなければならない。話しているうちにも新たな発見が生まれていた。