りそなアセットマネジメント・戸田浩司氏によるきょうの日経平均の予想レンジは、49200~49800円。5万円を意識した展開だが、今週から3月期決算企業の中間決算が本格化し、買い一巡後は様子見姿勢が強まると予想。アメリカが追加利下げで実質金利の抑制を示唆し、日銀は実質政策金利をマイナスに維持したまま金融政策の正常化を急がない姿勢を示している。外的ショックの発生や日米の金融政策のスタンスが変わらない限り、大きな調整はしばらく発生しにくい。戸田氏の注目ポイントは「株価指数の特性に応じた投資戦略」。日経平均とTOPIXのリターン格差が広がっており、インデックス型の投資を行う際には指数の特性を意識する必要がある。日経平均はAI関連株の構成比率が株価上昇で拡大しており、指数の変動も大きくなりがち。TOPIXはトヨタや金融などセクターと構成ウェイトが分散している。インデックス投資ではAI関連などITイノベーションに期待するなら日経平均型、日本の産業全体の再成長に期待するならTOPI型Xなど、指数の使い分けが有効。
