救急の現場でも実用化されているAIがある。関西医科大学総合医療センターで先月導入したのは集中治療室専用のAI。48時間後に患者が亡くなる可能性「死亡リスク」を15分おきに表示する。10%近くになると医師は命に危険があると判断する。AIが学習しているのはのべ20万症例。これまでは医師がフロアを回って一人ずつ容態を確認していた。しかし夜間は担当救急医が3人で全ての患者の容態を正確に把握するのは一苦労だったという。この日、AIが死亡リスクを高く予測した患者は肺炎で入院した80代の患者。医師たちは適切な処置を行った上で安静を保つ治療方針を取っていたが、AIの予測を見て追加の処置を行うことに。翌日、患者の死亡リスクは3.9%まで低下。その後も順調に回復しているという。
