原油の流れが滞っていることからナフサの供給に不安が強まっている。この連休中、連休明けも商品を包む容器やパッケージに影響が出る。岐阜県内で81年続く老舗豆腐店。昔ながらの製法にこだわった豆腐が人気だが、あすから全ての豆腐商品を20円前後値上げする。豆腐パックやフィルムの原料は石油由来のナフサ。イラン情勢の影響で豆腐パックメーカーからは来月から1パックあたり1.6円値上げする通知が届き、このままでは年間約300万円の負担を強いられる。窯を焚く燃料費の高騰も追い打ちをかけている。影響はパッケージの印刷にも及んでいる。使われている多くのインクもナフサが原料。飲食や食品メーカーなどで構成する団体は包装のデザインを簡素化し、無地のパッケージを検討する声もあるというが、食品表示法では多くの食品に名称や期限、アレルギーなどの表示が義務付けられているため、出荷に影響がでる可能性もある。プラスチックフィルムのパッケージ印刷を手掛ける高知県の会社ではインクの濃さを調整する有機溶剤も不足しているという。食品や商品を入れたり、包んだりするパッケージの危機。生団連は消費者が必要以上の買いだめをしないよう政府に対し正確な情報発信などを求めている。
