かつてあった竹を鉄の代わりに使う技術。その復活を目指す福島の高橋さん。橋の設計者として著名な人物で、地元・福島での竹害問題などを解消するため試行錯誤。竹の強度は鉄の半分程度であり、今の建築基準では橋などの構造物には使えない。そこで高橋さんらは、工場で作るコンクリート製品に竹筋を使うことに。地元の竹細工職人らも協力。
竹をコンクリート製品に使う取り組みを進める高橋さん。補強材として使う場合、重要なのは壊れ方。補強材がなければ外圧で割れるが、竹筋入りならヒビが入るのみで割れない。作業効率化のため、竹を切るための加工機械も新たに開発。回転する2枚のノコギリの上に竹を通すと、竹筋が大量に作れる。熱で曲がる性質を利用し、蒸気で必要箇所を曲げていく。型にはめ込んで固定し、生コンを投入するなどして完成。こうした取り組みを通じ、放置竹林問題など解決したい考え。展示会にも出品。現在コンクリートに使用している鉄筋の5%を竹筋に変えると、68万トンのCO2が削減できる試算。課題は値段。現状では鉄筋製品の倍程度。
竹をコンクリート製品に使う取り組みを進める高橋さん。7月、南会津町で実証実験がスタート。地面を掘っただけの水路を竹筋U字溝に変える。この町は気温が低く雪も多いため、ここで耐久性を確認したい考え。
竹をコンクリート製品に使う取り組みを進める高橋さん。補強材として使う場合、重要なのは壊れ方。補強材がなければ外圧で割れるが、竹筋入りならヒビが入るのみで割れない。作業効率化のため、竹を切るための加工機械も新たに開発。回転する2枚のノコギリの上に竹を通すと、竹筋が大量に作れる。熱で曲がる性質を利用し、蒸気で必要箇所を曲げていく。型にはめ込んで固定し、生コンを投入するなどして完成。こうした取り組みを通じ、放置竹林問題など解決したい考え。展示会にも出品。現在コンクリートに使用している鉄筋の5%を竹筋に変えると、68万トンのCO2が削減できる試算。課題は値段。現状では鉄筋製品の倍程度。
竹をコンクリート製品に使う取り組みを進める高橋さん。7月、南会津町で実証実験がスタート。地面を掘っただけの水路を竹筋U字溝に変える。この町は気温が低く雪も多いため、ここで耐久性を確認したい考え。