「日本の近代式捕鯨発祥の地」、長門市仙崎を広く知ってもらおうと、クジラが勇壮に泳ぐ姿を描いた大型のパネルが設置された。このパネルは、町おこしに取り組む地元のグループが日本で最初に近代式捕鯨を手がけた会社があった仙崎港に近い住宅の壁に設置し記念の催しが開かれた。パネルは、長門市のイラストレーター・尾崎眞吾さんが約40年前に手がけた水彩画がもとになっていて、ザトウクジラが大海原を泳ぐ姿が縦1.8メートル、横2.6メートルの大きさで描かれている。クジラの絵のパネルとともに、国内最初の近代式の捕鯨船「第一長周丸」や、近代式捕鯨を進めた岡十郎と山田桃作の顔写真などのパネルも設置されている。