アンケート調査で将来住みたい場所について8割以上が被災前に住んでいた場所・同じ自治体と答えた。また今後の心配事で一番多かったのは地域の復興。金沢市のホテルに2次避難を続けている女性は自宅と営んでいた書店が倒壊した。その後、避難先となるホテルを3回移動した。生まれ育った穴水町への思いは日に日に増しているという。そして今月から教科書販売のアルバイトを始めることを決めた。2次避難をしている人の中には様々な理由で地元を離れることを決めた人がいる。男性は家族7人でホテルに2次避難していたが滞在期間が来月に迫るなか金沢市内に住宅を借りて暮らすことを決めた。子供たちは転校するが、男性は珠洲市に通い仕事を続ける。県外への移住を決めた人もいる。男性は避難している人たちの相談に応じるボランティア活動などにあたっている。営んでいた整体院は半壊し以前のような収入を得ることは難しいと考え、兄のいる京都市へ家族とともに暮らすことを決めた。一方、地元に戻ることを決断した人も。親子は避難所で生活をしている。自宅は津波が押し寄せ住めない状態となった。小松市のホテルへ2次避難したが部屋にこもる日々が続いた。珠洲市に帰ってきた親子は田植えの準備をしながら過ごしている。