元日の地震発生から100日が経過した石川県七尾市では、いまもなお損壊した家屋などの修復・解体が進んでいない住宅が残っており、住民らによる片付け作業が続いている。こうした中、住民の助けとなっているのがボランティアの存在。これまでに災害ボランティアに応募してきた人数は6万人を超え全国各地から集まってきているという。そうした中、避難所で生活している人たちはいまどうしているのか。以前番組が取材した七尾市・田鶴浜体育館に避難していた山本さんは、避難者数が減ったことで避難所が統合されることとなり、先月3日から七尾市の別の避難所で生活しているという。山本さんが生活する部屋には同じく以前田鶴浜体育館で避難しているなどコミュニティで集まれるよう配慮されているが「プライベートはないかな」と話す。また、山本さんは富山に本社のある建設関係の会社に勤めており、被災前は自宅から通っていたという。2月から仕事に復帰したが、山本さんはすぐに会社に直談判したことがあるそうで、「住宅の再建が進んでいない現状をなんとかしたい」と、七尾市に支店を作るよう頼み込んだという。会社もそれを快く了承し、七尾支店の開設が進められることに。山本さんは「今後も地域の人に寄り添う活動を続けていく」と話す。100日以上が経ちいまだ続く街の復旧作業。時間がかかっている理由はどこにあるのか。