能登半島地震から半年。石川県七尾市では仮設住宅が完成、被災者の入居が始まっている。番組が訪ねたのはこの仮設住宅に住む山本直樹さん(50)。山本さんは地震発生の3日後、七尾市の避難所で生活していたところを取材したのをきっかけに、その後も避難所を点々とする中、被災地の現状を番組に伝えてくれた。そんな山本さんが仮設住宅に引っ越したのは先月15日。山本さんが夫婦で暮らすのは2Kタイプ。洗面所や浴室なども完備されている。家具などは自宅のものを最小限持ち込んだが、多くは半壊した家に置いたままだという。そして、寝室のベッドは段ボールベッドだという。仮説住宅に移って2週間、いま山本さんが積極的に行っているのが近隣の見回り。高齢者をはじめ多くの人と触れ合う中であることを感じているという。それはコミュニケーションが取れていないということだという。そんな山本さんが思い描いているのは盆踊りなどみんなが集まれるイベントを企画したいという。また、山本さんは仕事環境にも変化が。建設関係の会社に勤めている山本さんは、住宅再建が進まない被災地の現状を何とかしようと七尾市に支店を作るよう会社に直訴。その七尾支店がショッピングモールの一角にできた。新たな仕事仲間は地震発生時、山本さんの自宅にいたというめいの宮下さん。その後の避難生活でもともとのしごとが続けられず今回山本さんと働きはじめたという。そんな中、山本さんが参加したのは市長と住民の意見交換会。どんな話し合いがされたのか!?