半年前の能登半島地震では上下水道が大きな被害を受けた。トイレの備えについて考える記事を紹介。教えてくれたのは防災士の青木紘子さん。水が使えないときに使う非常用トイレは排せつ物を固める凝固剤とビニール袋がセットになっているものが一般的に備えられている。そもそも非常用トイレはおおまかに分けて3つのタイプがある。まず小さくて持ち運びに便利なタイプは車の中や野外での使用に向いている。続いては洋式の便器に袋をかぶせるタイプ。自宅の便器でふだんと変わらない感覚で使用でき断水のときに役立ちする。最後が組み立て式のタイプ。段ボールなどの素材を組み立ててそこに袋をかぶせて用を足す仕組みとなっている。こうした中で青木さんは1週間分を用意しておくと安心だと話していた。いくつ必要なのか家庭の事情によっても異なってくると思うので家族で話し合ってほしいという。また青木さんはこうした非常用トイレ、さまざまな種類、あるから例えば家族でキャンプに行ったときなどに実際に使ってみるということを勧めている。1回、試しに使ってみてそれぞれの特徴だったり使用感、事前に確かめておくのは大事だ。万が一非常用トイレがなくなったというときに備えて例えばほかにも古い新聞紙を吸収力のあるもので代用できないかなど家族でさまざまなやり方を話し合っておくことも重要だ。