天皇皇后両陛下はきのう、岐阜市を訪れ、国民文化祭の開会式に出席された。陛下は、第1回から国民文化祭に出席され、皇太子時代も、ご夫妻でその公務を担われた。2017年度からは、全国障害者芸術・文化祭と一体的に開催されるようになった。それまで、両陛下の地方へのお出ましは、全国植樹祭や国民スポーツ大会、全国豊かな海づくり大会の3つだったが、陛下の強い思いから、国民文化祭も地方へのお出ましに加わることになった。きのうの式典では、石川県輪島市の御陣乗太鼓や岐阜県の郡上おどりなどを鑑賞された。退場の際には、演出に使われたハートの飾りをそろって観客に示し、笑顔で手を振られた。終了後、陛下は、出演した障害のある女子高校生などと懇談し、とても心に響く朗読でしたなどと声をかけられた。