東京・千代田区にある民間企業では、土砂崩れの場所を自動で検出するAIシステムを開発している。土砂崩れを検出するAIを作る場合は、事前に土砂崩れの画像を学習させる必要がある。衛星画像から切り出した土砂崩れの画像、数千枚を通して衛星画像のどんな部分が土砂崩れかを学習していく。AIで能登半島地震の発生後に届いた衛星画像を解析した。探したのは川をせき止めるような土砂崩れが起きている場所。AIは1時間ほどで36の候補地を発見した。その地点の一つを見てみると、河道閉塞という状態になっていた。河道閉塞は下流で大きな被害が出ることもあるため、AIでこうした場所をいち早く見つけることは対策をする上で重要。このAIシステムはいずれは一般の人でも簡単に利用できるよう開発を進めている。