アクセルスペースホールディングス・中村友哉CEOに話を聞く。小型衛星を作っているベンチャー企業で、通常の衛星は数百億円かかるが数億円程度で製造できる。撮影から最短8時間で画像を提供でき、去年1月の能登半島地震も翌日に画像を一般公開した。中村さんは「衛星を作るビジネスとデータを使ったビジネス両方をやっている企業は世界的にも非常に稀」「シナジーを生む形でビジネスを展開できる1つの大きな強みになる」と話した。アクセルスペースは撮影データの販売、小型衛星の受託開発や運用を手掛けている。ウェザーニューズやJAXAの衛星も製造した。中村さんは「大学で航空宇宙工学を勉強しただけではなく、キューブサットと呼ばれる衛星を作った」「衛星開発ができればいいと思ったが日本にはなく起業を選んだ」と話す。世界の地球観測衛星データ・サービス市場は2023年50億ドル、2033年79億ドル年率5%の成長が見込まれている。政府の2025年度宇宙関係予算は9365億円。東京グロース市場に上場したアクセルスペースホールディングスの公開価格は375円。8月13日終値674円、8月14日終値774円。しかし、研究開発費など先行投資で2025年5月期最終赤字19億円、2026年5月期見通し最終赤字38億円を見込んでいる。中村さんは「来年7機衛星を打ち上げる予定。これまでは5機で地球観測をしていた。撮影キャパシティーが足りず十分なサービスが提供できないことがあった。ニーズがあるのでサービスを提供して黒字化の道筋がみえてくる」、「難しいからチャンスが大きい、成長する余地が非常に大きい」と述べた。アクセルスペースは地球観測の国際的な連携を推進する枠組み「GEO」を日本の民間企業として初めて認定。
