さらにすごい金目鯛を求め伊豆半島を南下、稲取を訪れた。栄養豊富な土壌を持ち温暖で柑橘類の名産地だが稲取港で水揚げされた稲取キンメとよばれ高級魚として取引されている。伊豆稲取近郊は小魚など餌が多く肥沃な海が広がって、日戻り金目鯛は一本釣りされたその日に水揚げされ市場にいく。産卵期の6~8月は脂肪を蓄え夏に美味しくなる旬の時期という。町内には飲食店約30店の中から伊豆稲取駅でうまい店を探す。タクシー運転手さんのおすすめ、稲取漁港の目の前にある「魚八寿し」を訪れた。先代の村上八郎さんが約40年前に始め、2代目が技を繋いでいる。地元の魚にこだわっているがイチオシは東京市場にもないキンメ。まずは金目しゃぶしゃぶは今はSNSのおかげで日本全国からお客さんが足を運ぶ。先代が始めたというキンメの握りは仕入れは脂ののった1キロ以上のキンメのみ、炙って甘みを引き出した稲取金目の寿しセットはあら汁と季節の1品がつく。
住所: 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取2832-1