薬局は全国に6万2000以上ありコンビニより多い。地域に根ざした薬局は高齢者の健康をサポートする役割を国から求められており重要性が増している。一方で、大手ドラッグストアとの激しい競争などで今後は淘汰が進むとも言われている。そうした中、福島・会津若松の薬局では2年前にリニューアルして新たに図書館を併設、管理栄養士による料理教室など健康管理のイベントも開催して気軽に立ち寄ってもらい薬剤師に相談しやすくなることを期待している。馬場祐樹代表は「困ったときに“そういえばここ薬局だった”と思い出していただいて相談していただくと、いちばん薬局としての機能が持てると思う」と話す。一方、京都・伏見区では市内に7つの薬局を展開するグループが高齢者向けの弁当を作っている。1日160食を作り約6割を配達、配達の歳に高齢者の見守りを行っている。川野義光代表は「高齢者は自分では困っていないと思っているが本当は困っているケースがけっこうある。薬局として何ができるのか考えながら動くのが大事」と話す。