福島県・大熊町にある「学び舎ゆめの森」で行われた卒業式には約70人が参加し、2人の生徒が卒業を迎えた。大熊町の小中学校は原発事故で一時避難先の会津若松市に移転したが、去年4月、認定こども園と小中学校が一体となった「学び舎ゆめの森」が町内で再開した。震災後町内で初めてとなった卒業式では、卒業生の石井埜乃佳さんが「先生方がいたからここまで頑張れた」などと答辞を述べた。大熊町の人口は震災前は約1万1500人だったが、現在町内に住むのは当時の1割の1200人余りとなっている。
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