「伝染性紅斑」、いわゆる「リンゴ病」が東京都で6年ぶりに流行している。主な症状としては発熱、咳、そして頬や腕が発疹でリンゴのように赤くなる。今月11日から17日までの1週間の患者数が、6年ぶりに警報レベルに達したという。感染経路は飛沫や接触。治療法は対象療法のみで、関節の痛みが強い場合は鎮痛剤、痒みが強い場合は痒み止めを使う。主に0歳から9歳までの子どもが多く感染する。今年の患者数の累計を見ると、9歳以下が95%以上。軽症の場合が多いというが、一方で妊婦が感染をすると危険なケースもあるという。いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長によると、「結果的に流産や死産になるケースも一部にはあるので、注意が必要」とコメントしている。対策だが、アルコール消毒は効きにくい。都によると、まずは石鹸によるこまめな手洗い、マスクの着用を呼びかけている。10代男性からは「弟もリンゴ病になったことがある。高熱や咳が止まらず、看病が大変だった」、30代女性からは「妊娠中なので子供が保育園などでもらってこないか心配」、40代女性からは「私の子どもの頃にも流行った」との声が寄せられている。今回番組公式LINEでは38220人がアンケートに参加した。