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「佐久大学」 のテレビ露出情報

人生の最後の時間をどこでどのように過ごすか前もって考えたり、家族などと話し合ったりする取り組みで厚生労働省が「人生会議」と名付けて推進している。ことしから取り組みを始めた千葉・八街市の高齢者施設を取材した。およそ100人の高齢者が暮らしている「生活クラブ風の村特養ホーム八街」。4年前からこの施設で暮らす後町誠之助を囲んだこの日「人生会議」が開かれ、近くに住む妻の光江も参加した。本人や家族がこれから希望するケアや医療はどんなものか。施設では本人が元気なうちに話し合っておくためことしからこの人生会議を開くことにした。ただ、なかなか口にしにくい話題でもあることから、手作りのカードを活用。円滑に話を進め思いを引き出した。カードには痛み苦しみがない、家族と過ごしたい、医師看護師にそばにいてほしいなど、大切にしたいことが書かれている。まず本人に3つを選んでもらい、誠之助が選んだのはお金の心配がない、家族と過ごしたい、おいしいものが食べたいと書かれたカードだった。また妻もカードから話題を選び、互いに家族と過ごしたいという気持ちが一致していることが分かった。次は進行役が看護師に交代し医療の選択についても尋ねる。胃に直接、栄養を送り込む胃ろうなどをするかどうかについて、誠之助と光江の答えはいずれも望まないというものだった。人生会議を通じ、夫婦の間でも初めて気付くことがあったという。人生会議では結論を出すことだけが目的ではなく、施設ではこれからも折を見て話し合いの機会を作ることにしている。施設での「みとり」に詳しい佐久大学の島田千穂教授はこの施設のように本人を交えて話し合えている施設はまだ少ないと指摘している。そのうえで、こうした取り組みを通して医療に関する選択だけでなくて本人が何を大切にしたいのかという価値観から話し合うことを大事にしてほしいと話していた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年4月10日放送 18:10 - 19:00 NHK総合
首都圏ネットワーク首都圏のリアル
いま高齢者施設が人生の最期の場所になるケースが増えている。国の調査でも2012年には7万9000人程だったが2022年には24万人近くとこの10年で3倍近くになっている。医療機関との連携を深めて施設での看取りを進めている施設を取材した。千葉県印西市にある施設では希望すれば住み慣れた部屋で最期まで過ごしてもらえるよう去年から医療機関との連携を強化した。ことし1[…続きを読む]

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