さくらんぼの収穫を前に、ことしの出来を確認する作柄調査が県内の果樹園で一斉に行われた。さくらんぼの作柄調査は花が満開になった時期から約1か月後をめどに県と農協などが毎年行っている。主力品種の佐藤錦と紅秀峰を栽培している村山地方と置賜地方の果樹園48か所を対象に一斉に調査が行われた。このうち天童市内の果樹園では佐藤錦の実のなり具合や大きさ、実がくっついてしまい出荷できない双子果の割合などを確認していた。ことしは去年の猛暑の影響で双子果が例年より多く発生することが懸念されているが県の担当者がこの果樹園を調査したところ実の数はほぼ例年並みで、双子果は少なかったという。軒の担当者は「来月半ばごろ収穫最盛期になると思うがまずは農作業の安全をしっかりしていただきながらことしも最高のさくらんぼに仕上げてほしい」とコメントした。