栃木・佐野市の「佐野らーめん佐よし」は、ご当地ラーメンの「佐野ラーメン」が人気。店主・佐藤義之さんは元和食料理人。週末には長男や長女が店を手伝っている。佐藤さんはもともと東京で働いていたが、コロナ禍をきっかけに佐野市に移住。佐野市が開設したラーメン予備校で学び、銀行からの融資を受けラーメン店をオープンさせた。それから3年、市の観光協会から「インドネシアの修学旅行生に佐野ラーメン体験をさせてほしい」との依頼があった。佐野市には国際大会が開かれるクリケット場があり、南アジアなどからイスラム教徒の来訪者が増加。市ではイスラム圏の観光客誘致に力を入れている。ただイスラム教では、豚やアルコールなど口にしてはいけない食材があるため佐藤さんが通常出しているラーメンは食べられない。そこで佐藤さんはハラルの食材専門店で食材を調達し、ハラルラーメンをつくった。修学旅行当日の様子を紹介。佐藤さんは「佐野ラーメンを広げる活動は今後もやっていきたい」と話す。