最近中国政府が打ち出した「新質生産力」という新たなスローガンを巡り、アメリカが世界経済に悪影響を及ぼしかねないとして警戒感を強めている。新質生産力がAIなどの最先端技術を生かして生産力向上を図るもので、今後関連産業に20兆円の国費が投入されるとの観測も出ている。一方で政府の多額の国費を投じた製品は低価格で海外に出回るとみられ、過剰生産によって市場シェアが崩壊するとの懸念の声も出ている。昨日から中国を訪問しているアメリカのイエレン財務長官は今日中国の何立峰副首相と面会予定で、過剰生産について言及するとみられている。