中国側は関税などをめぐる協議について交渉にあたってはまずアメリカ側が関税を撤廃すべきとしているが、トランプ大統領は応じない姿勢を明確にした。またトランプ大統領は中国との貿易で「我々は年間1兆ドルも失っていたが今はゼロだ。悪くない」と強気な態度を示している。アメリカと中国は10日と11日にスイスでベッセント財務長官と何立峰副首相が会談を予定で、互いがかけあっている100%を超える関税を巡ってどのような話し合いが行われるか注目されている。こうした中、トランプ大統領はナチス・ドイツが降伏した5月8日を第二次世界大戦の戦勝記念日にすると宣言。この日に勝利を祝う式典などを行う欧州に対し、アメリカでは日本との戦争がずっと続いたこともあり、記念日にはなっていなかった。トランプ大統領は「勝利はほとんど、我々のおかげで達成された。祝わないことは戦って命を落とした人への冒涜だ」など説明。