JFEスチールは岡山県倉敷市の西日本製鉄所にある高炉3基のうち改修時期を迎える1基を二酸化炭素の排出量を減らせる電炉に置き換えることを決定した。2028年度に生産を開始し、年間200万トンの鋼材を製造する計画で、世界最大規模の電炉になるという。これまでの高炉と比べ、二酸化炭素の排出量を年間260万トン削減できるという。電炉への投資額は3294億円で脱炭素社会の実現に向けた支援事業として政府から最大1045億円の支援を受けるという。この製鉄所では鉄鋼需要の減少などで別の高炉1基を来月中旬をめどに一時休止する。